月刊通信 (2024年1,2,3月合併号)

冬の寒さが徐々に和らぎ、今年もあともう少しで春の訪れを感じ始める季節になりました。
本年度の主なイベントも終了し、いよいよ卒業式も本日、開催されます。
今までお世話になった修士2年、進学組を除く学部4年の皆様が旅立ってしまわれることに大変心苦しく思います。先輩方には私が学部生の頃から様々な面でお世話になりました、後輩達は今までに培った知識と能力を存分に活かし、特にオープンキャンパスや研究室紹介などで大きなインパクトを残してくれました。これからも新しい新天地で活躍してくれることを心からお祈りいたします。
また、来年度配属される学部3年の方も参加しており、真剣に聴講されていました。先輩たちの研究で参考にできる部分を吸収して来年度の研究に是非、生かしてください。

さて、ここで2月、3月に行われた行事等についてお伝えいただければなと思います。

2/6 修士論文発表会、  2/7卒業論文発表会

当研究室では今年はM2は2名、B4は6名の方が発表を行いました。
この学生生活を通して培った研究成果を発表する場としてやり切ることができたんではないかと思います。
M2の方々は実験も大変精密に行っており、論文、発表ともに高いレベルでやり遂げていました。私も今後の研究で見習いたいことがとても多いです。
これから就職してしまうB4の方々は、ほとんどの方が初めての発表会でした。私たちも添削などでサポートさせていただき、皆さんの様子を間近で見てきましたが、とても熱心に取り組んでおり大変良かったと思います。進学する方々は大学生活としての一区切りをつけることができたんじゃないでしょうか?来年度も一緒に頑張りましょう!

 

第86回情報処理学会全国大会

今年の情報処理学会はB4の黒崎さんと私、M1の石川が参加させていただきました。
黒崎さんの研究は着眼点が良く、他分野での課題をARでの研究に活かしており、これからの大きな可能性を感じることができる研究です。
私も今回の学会では他大学で同じ技術を使用して研究を行っている方々のお話を聞くことができ、色々な刺激を受けることができました。
今回の学会で得たことを糧にして、残り一年の研究で最善を尽くしたいと思います。

 

ARフォト(秋田大学卒業式用 記念AR撮影ツール)

当研究室、修士2年の藤原さんが筆頭となり開発を行った卒業式記念撮影ツールです。
例年、卒業式での記念撮影時に発生する混雑を解消することを目的としており、卒業生や保護者の方々がいつでもどこでも記念撮影をすることができるようにした便利なツールです。
修論発表後からの約1ヶ月間のとても短い期間で、要件定義からリリースまでこなしたものですが、とても完成度が高く驚いております。
複数の案件を抱えた中、忙しかったのにも関わらず高いクオリティで仕上げており、大変お疲れ様でした。

https://www.akita-u.ac.jp/honbu/ar_photo/index.html

 

石川 慶一、高橋 基、田村 公季(修士1年)